1.8の主要 3機能・完成
DAブラックホール1.8の主要 3機能が、おおむね完成。
いずれも旧版にあった機能だが、まったく新しく作り直した(後述)。
ただ、外観はできるだけ1.7を踏襲するよう努力した。
いまのところRC2までは、このUI(仕様)の予定。
なぜあたらしく作り直したか
これまで(~1.7)はインクルード/ピンポイント/シーケンサーが、単発解析(手動解析)を代行する扱いだった。ユーザーの代わりに解析ボタンを押してくれる機能と言っていい。このため「インターバル」も、解析と解析の間の「ウェイト」としての扱いだった。
しかし、1.8では1クライアントに最大12台のTA・通信端末が接続できるので、たとえば12個の電話番号が「どん!」と同時に解析されることもある。インクルードが、いきなり12個も進むといった具合だ。
そうすると従来の解析間「ウェイト」という考え方は、実態にそぐわない場合も出てくる。
ただウェイトっぽい機能は残しておきたい。
そこで導入したのが「周期」で、ほぼウェイトと同じ使い方ができる。内部技術的には、ここで定めた秒数毎に割り込みが入り、解析をリクエストする。
もしTA・通信端末がビジー、またはリクエスト上限にあるときは次の周期を待つ。
非なるものを似せるわけなので、インクルード/ピンポイント/シーケンサー すべて 作り直すことになった。
3大機能の同時使用ができる
これまで三大機能の同時使用は、
~1.6「解析順番が来たとき、ポートが空いていれば解析できないこともない(結果は保証しない)」
1.7「三大機能および外部データベース連結のいずれかが使用中の時は、他の代行機能は動作しない」
という仕様だったが、1.8では同時使用が可能になっている。
1.8には独立した解析ハンドラーが常駐し、適切にリクエストマネージメントを行っているためである。
マルチランゲージに対応
公式機能としてアナウンスするかはまだ決めていないが、マルチランゲージ対応している。
フォーム上の語句を、設定ファイル(実装上はレジストリの編集)で変更できるようにしている。
これはユーザーサポートに、日本語がネイティブでない方からの問い合わせが何度かあったので、それに合わせることにした。
なおこの機能を使って「1.7モード」にすることも可能だが、実際にその設定ファイル例を出すかは決めていない。
それにしても
1.8は「最後の大型アップバージョン」という前提で一から設計しなおしているので、将来の拡張性はまったく考慮しなくて済んでいる。このため各機能の洗練度(削り込み)っぷりが格段に高い。
2.0とネーミングしてもいい出来だが、1.x系列にほぼ完全な上位互換を持っており、フレームワークも安定したVB6ライブラリを使っているので、やはり 1.8 とするのが適切だろう。
当然、この1.8がDAブラックホールのシリーズ中、最高の出来になっていることは、自信を持って言える。
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